3. 撮影前に必ずチェック きれいに撮る3つのポイント
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手ブレ撃退の基本テクニック


写真をきれいに撮るためには、数ある撮影モードから適切なものを選ぶのが基本となります。
そして、撮影時に最も気をつけたいのが手ブレです。
最近では手ブレ補正機能が付いたデジタルカメラも多いですが、正しい構え方やシャッターの押し方を知っていればさらに手ブレを低減できます。
撮影前にここで紹介する3つのポイントを確認するクセをつけましょう。 (その前に、最近のデジタルカメラには様々なモードが用意されていますので、撮影前に必ず設定を確認して下さい。 日中の風景の撮影で、前回のマクロや夜景モードのまま撮ってしまうという事はよくある失敗です。)

Point 1 ; カメラの持ち方 
手ブレの原因で最も多いのが、カメラの持ち方です。
まずはカメラを両手でしっかりと構え、両脇を締めて持ちます。これが構え方の基本です。
さらには腕を前に出しすぎるのも、手ブレの原因のひとつとなります。なお片手でシャッターを切ると必ずブレると考えていいです。
特にコンパクトデジタルカメラは本体が軽く、ちょっとした力で簡単に動いてしまうことを意識しながら構えましょう。
レンズ部が飛び出しているタイプの場合は、左手をレンズ部分に添えるようにするとカメラが安定します。
手ブレを防ぐ基本的な構え方は、しっかりマスターしておきましょう。
(右手はシャッターボタンに無理なく指が届くようにし、左手はレンズやストロボに指がかからないように注意して構えましょう。 そして両手でしっかりと、脇を締めて持つことが重要です。)

Point 2 ; シャッターの押し方
シャッターボタンの押し方ひとつで、ブレの具合は変わってきます。
手ブレ写真の多くはシャッターボタンを指先で強く押してしまうことによって、 同時にカメラ本体がブレてしまうのが原因です。
最近のコンパクトなカメラほど、本体がブレやすいので注意が必要です。
正しいシャッターの押し方は、 指の腹で優しくカメラを包み込むような気持ちで押すこと。 このときカメラ本体は両手でしっかりと挟んで持つこと。また、軽く息を吐きながら押すと、余計な力が入らないためにブレが抑えられます。
(カメラのシャッターボタンを押す場合、指先を立てた状態で強く押すのは厳禁。 シャッターに当たる面積が小さく、力が伝わりにくくなるためブレやすい。 指の腹で押すように心がけましょう。)

Point 3 ; 絞りとシャッタースピード
手ブレだけでなく、自動車や電車など被写体の動きが速くてもブレた写真になります。
そんな時は、シャッター速度を早くすればよいです。
ただし、前項「シャッターと絞りの関係」 で述べたように高速シャッターでは光を多く取り込めないため、 絞り値を大きくする必要があります。逆にシャッター速度が遅い場合は、絞り値を小さくします。
この2つの設定は連携していることも覚えておきましょう。
なお、シャッター速度を任意に設定できないカメラの場合は、 撮影感度(ISO感度)を上げることでシャッター速度を上げられます。
(動いている被写体を、シャッター速度が遅い初期設定の状態で撮影した場合、被写体の進行方向にブレて写ってしまう。 シャッタースピードを速く設定すれば、走る電車・クルマなどもピタリと静止した状態で撮れます。)


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