5. 狭い室内や風景にぴったり 広角レンズ
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スケール感のある写真が撮れる

 
焦点距離が(35mmカメラ換算で) 35mmより小さいレンズは、広角レンズと呼ばれています。
焦点距離が小さくなると写真の写る範囲が広く(画角が広く)なるためです。
ただし、焦点距離が小さ くなるにつれて周辺の画像のゆがみが大きくなり、魚眼レンズのような効果が出てきます。
そのため、最近増えてきた広角を特徴にしているデジタルカメラでは、画像にゆがみが少なく自然に見える28mm (35mmカメラ換算)をズームレンズの広角側にしていることが多いようです。

広角レンズが力を発揮するのは、退きのない狭い場所で全体的な雰囲気を撮りたいときや、被写体との距離を十分にとれない時です。
望遠が足りなくても 被写 体は小さくなるだけで一応は写りますが、広角が足りないと被写体を画面に収めることができなくなります。
また、広角レンズなら主要被写体を大きく撮りながら背景も画面に収めることができます。

広角レンズのもうひとつの特徴は、遠近感を強調する効果です。
同じ被写体を撮影する場合でも、離れて望遠側で撮った場合と、近づいて広角側で撮った場合とでは、印象がまるで違った写真に仕上がります。
広角側では背景が広い範囲で写るのに対して、望遠側では背景が狭く、ボケ気味で写るため被写体がきれいに浮かび上がります。


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